もしも家の中で空っぽになったゴキブリの卵鞘を発見してしまったらそれは自宅がすでにゴキブリの繁殖地として機能していることを証明する決定的な証拠であり即座に本格的な駆除作戦を開始しなければ数ヶ月後には目も当てられない惨状となるでしょう。まず行うべきは発見場所を中心とした徹底的な捜索でありゴキブリは卵を産み付ける場所として暗くて狭く適度な湿気と温度がある場所を好むため冷蔵庫の底面や裏側のコンプレッサー付近、シンク下の奥まったコーナー、電子レンジや炊飯器の裏、さらにはテレビなどの家電製品の内部までを懐中電灯で照らして確認する必要があります。空っぽの卵が一つあるということはそこから二十匹から四十匹の幼虫がすでに室内に放たれていることを意味しておりこれら一ミリ程度の幼虫は非常に警戒心が強く日中は隙間に隠れてじっとしているため肉眼で見つけるのは至難の業ですが彼らを効率的に一掃するためには毒餌剤いわゆるベイト剤の設置が最も有効な手段となります。ベイト剤はそれを食べたゴキブリだけでなくその死骸や糞を食べた仲間までも死滅させる二次殺虫効果があるため目に見えない場所に隠れている幼虫たちを巣ごと壊滅させるのに最適であり、卵鞘があった場所の近くやゴキブリの通り道になりそうな壁際に重点的に配置しましょう。また空の卵を見つけたということは他にもまだ孵化していない生きた卵鞘が隠されている可能性が非常に高く卵鞘には殺虫剤が効かないため物理的に見つけて取り除くか孵化した瞬間に死ぬように待ち伏せ型のスプレーを隙間に噴霧しておくことも重要です。さらに環境改善として餌となる生ゴミや油汚れを完璧に除去し水気を拭き取ることで幼虫たちの生存率を劇的に下げることができ、ゴキブリは水一滴で三日間生き延びると言われるほど生命力が強いですが逆に言えば水さえなければ小さな幼虫はすぐに干からびて死んでしまいます。段ボールや古新聞も彼らにとっては保温性の高い寝床兼産卵場所となるため空の卵を見つけたのを機に不要な紙類はすべて処分し風通しを良くすることが再発防止につながります。空っぽの卵を発見した瞬間はパニックになりがちですが冷静に戦略を立てて化学的な攻撃と物理的な防御を組み合わせることで一度放たれた幼虫たちを成虫にさせることなく全滅させることは十分に可能であり、早期発見早期対応こそが不快な遭遇をゼロにするための唯一の道であることを肝に銘じて行動してください。